【小説家になろうオススメ】97.ダンジョンマスター班目 ～普通にやっても無理そうだからカジノ作ることにした～
今回は男主人公のハイファンタジーを紹介します。異世界転移、ダンジョン経営ものです。
No.97 ダンジョンマスター班目 ～普通にやっても無理そうだからカジノ作ることにした～
作者
有山リョウ 様
あらすじ
班目隆は気が付けば真っ暗な洞窟の中にいた
出口もない土の中で、光り輝く石だけが目の前にある
石に触れると、文字が浮かび上がりこう書かれていた
『ようこそ、ダンジョンマスター様』
なぜかダンジョンマスターになった俺は、とりあえずダンジョンを運営していこうと思うが、ダンジョンにはよくわからにルールばかりがあって、がんじがらめ
しかも近くにはでかい街があって、このままだとすぐに攻略されそう
元の世界ではギャンブル中毒だった俺は、ダンジョンではなく、別のものを攻略してもらおうと考えた
出典:本小説あらすじより
感想
異世界でダンジョンマスターをさせられる事になってしまった主人公のダンジョン経営物語です。
この世界には主人公の他にも多くのダンジョンマスターがいます。そして過去に人間によって攻略されて殺されてしまったダンジョンマスターも存在しました。
そのような世界で主人公はダンジョンマスターをさせられるだけに飽き足らず、近所には大きな街があるというハードモード。
よくわからないままスタンダードなダンジョンを運営していっても過去に死んでいった先輩方の後を追うことになってしまうのは明白で、主人公は冒険者達に攻略させる意欲を削ぐ方向で運営方針を考えていきます。
そして思い当たったのが、過去日本にいたときに培ったギャンブル中毒者としての知識でした。
主人公がギャンブルを運営していきます。
そしてこの物語にはダンジョンマスターvs人間の話に、ダンジョンマスターvsダンジョンマスターという2つの勢力争いが同時に進行していきます。
主人公よりも長い年月をかけて作り上げてきた組織力を持つ先輩達にギャンブラーらしく命を賭けて勝負していきます。
この時点で既に無二の小説ではあるのですが、そこに主人公の精神性がプラスされて全くもって他に類をみない小説に仕上がっています。
そうというのも、主人公が根っからのギャンブラーでギャンブルをすること事態に意味を見いだし、時には感情を優先した行動をとってくるからです。
ギャンブル中毒者の主人公が命を賭して勝ち上がっていく物語。少しでも興味を持って貰えたならば是非読んでみてください。
評価
総合評価C
男主人公
ダンジョンマスター
ギャンブル中毒
