【小説家になろうオススメ】69.実は召喚したくなかったって言われても困る
今回は男主人公のハイファンタジーを紹介します。研究開発が主体です。
No.69 実は召喚したくなかったって言われても困る
作者
極楽とんぼ 様
あらすじ
レストランで微妙に気の進まないお見合い結婚のプロポーズをしている最中に、足元で突然召喚陣が?!
しかも召喚されてみたら、相手方も実は召喚したくなかったと言われ・・・。
取り敢えず召喚さえできれば目的は果たされたので、生活費を支給するから後は好きに生きてくれと言われた隆一。
異世界に召喚されてしまった研究者が、まったり自由に趣味に突き抜けた研究や迷宮攻略をしながら生きていく話です。出典:本小説あらすじより
感想
異世界の神様がその世界のバランスの調節と技術の発展のために、定期的に別の世界から環境の変化を望んでいる人間をコピーして召喚していました。そして今回選ばれたのが研究者の主人公です。
召喚された主人公は自分がコピーであり本体は今も日本にいることを受け入れ、日本に帰ることは不可能、自分のやりたいように生きていくことにしました。
とある理由から異世界からの召喚者を手厚くサポートし、可能な限り自由にやらせる体制が整っている世界なので、主人公も召喚されたこの世界で気の赴くままに研究開発してダンジョンにも定期的に潜っていきます。
この物語は主人公の研究開発がメインでサブとしてダンジョンでの自己強化と研究や開発の素材集めをしていく、それはそれは地味なものです。物語の進展とかそういうものは期待しないでください。
ダンジョンの第一層を探索して、そこにいるモンスターの素材を採取して、それがどのような性質を持つのか確認して。そしてそれを生かした何かを作れないか思考して実現していきます。
のんびりまったり一歩一歩先に進んでいく、劇的な何かが起こることはない。街でのスローライフ系でとても私好みの作品でした。
そしてこの作者様は他にも物作りを主体にした小説を執筆されていて、こちらが日本の知識を生かした開発であるのに比べて、そちらは異世界の現地主人公が開発していく物語で、立場の違いからくる相違がまた面白かったです。
異世界に召喚された主人公が気ままに研究開発していく物語。少しでも興味を持って貰えたならば是非読んでみてください。
評価
総合評価C
男主人公
知識豊富
研究開発