ドンキーの部屋

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【小説家になろうオススメ】67.エイリアン使いの異世界探索侵略譚

今回は男主人公のハイファンタジーを紹介します。異世界転移のダンジョン経営ものです。

No.67 エイリアン使いの異世界探索侵略譚

作者

右左 一奥 様

あらすじ

「せんせ、いつかわたしを見つけてね」

集団児童失踪事件の容疑者とされ、夢敗れた青年は、危険と紙一重の捜索活動を続けていた。
しかし、そんな現世での渾身の足掻きも失敗に終わる。

失意に笑って焼死を待つ中で――彼が迷い込んだのは、【人世】と【闇世】に分離した二重世界である、剣と魔法の異世界『シースーア』だった。
そこで彼が『迷宮領主<ダンジョンマスター>』として率いることとなったのは――

「『エイリアン』が眷属ってどういうことだよ!?」
「きゅぴぃ?」(つぶらな瞳)

様々な"因子"を取り込み、進化と分岐を重ねて独特な生態系を創り上げる異星種<エイリアン>達を駆使して、野心と野望とちょっとしたマッドサイエンティスト的好奇心に任せながら"エイリアン窟"は勢力を拡大していく――

【人世】では、失われた少女の痕跡を追い求め、諸国を探索・侵掠するための暗躍を。
【闇世】では、狂気を是とする『迷宮領主』達を相手に、血みどろの抗争を繰り返しながら。

出典:本小説あらすじより

感想

異世界に転生した主人公がダンジョンマスターとして多種多様なエイリアンを率いて戦う物語です。

主人公は最初、ダンジョンマスターになったは良いもののどこから手を着けていいのかわからない状態で、それでも自分にできることをコツコツと行っていきます。
まずは先駆けとなるエイリアンを何体か生み出し、それがどういうものであるかを検証してそこからどう発展していくのか予測を立てていきます。

エイリアンの発展性は膨大で、その全てを試している時間はありません。そのため出来るだけ無駄を省いて予測を確実なものにしつつエイリアンを色々な方向に進化させていきます。
そしてこのエイリアン達を率いて他のダンジョンマスターや人間達と戦っていくことになるのです。

まず最初に主人公が転生したダンジョンのある島の主導権をかけた戦いを行い、それに決着がついた後も主人公に平和が訪れることもなく、圧倒的強者に目をつけられたり、人間界の情報を集めに駆け回ったりすることになります。

この小説は作者様が昔書かれていた作品をリメイクしたもので、昨今流行っている主人公が相手を圧倒し、何の不安もなく敵を蹂躙していくスッキリする物語ではありません。
主人公は苦戦して、強者には手も足も出ず敗北を認めさせられ、辛くも勝利したかと思えば敵の最後っ屁で傷跡を残される。苦労に苦労を重ねる物語です。

そんな物語だからこそ、試行錯誤してエイリアンを強化して自軍を成長させていくのが楽しく、主人公もっと頑張れと応援したい気持ちにさせられます。

異世界に転生した主人公がエイリアンを率いて世界にその存在感を示す物語。少しでも興味を持って貰えたならば是非読んでみてください。

評価

総合評価C
男主人公
エイリアン
ダンジョン経営

その他

12月更新予定
文字数 1,276,117文字

小説リンク

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今までの紹介まとめはこちら↓↓↓
donngy.hatenablog.jp