ドンキーの部屋

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【小説家になろうオススメ】105.無職は今日も今日とて迷宮に潜る

今回は男主人公のローファンタジーを紹介します。主人公最強でハーレムありです。

No.105 無職は今日も今日とて迷宮に潜る

作者

はま 様

あらすじ

ブラック企業を退職したハルト。勢いで退職したせいで先立つ物がなく、次の職が決まるまでの生活費を稼ぐ必要があった。その手段として選んだのが探索者。今日も今日とてダンジョンに挑み生活費を稼ぐのであった。

出典:本小説あらすじより

感想

ブラック企業を退職した主人公が新しい職を見つけるまでの繋ぎとしてダンジョンに潜りダンジョン攻略を進めていく物語です。

始めは淡々と戦闘描写も省いて主人公がダンジョンを攻略していく様が書かれています。
ひとりでダンジョンに潜っている主人公がメタ的に死んでしまうはずもなく、その描写をバッサリカットして強敵とまみえ、その容姿や状況のみを説明してその後には傷ついてギリギリ生き残った主人公が荒い息を吐いている。

このような小説ばかりになってしまっても困りますが、それでもテンポ良く進む物語はこの忙しない時代にマッチしていて良いのではないかと思いました。

そして主人公視点をあえて淡白に書いている分だけ、他の登場人物の視点になったときには丁寧に、そのキャラクターがそうなるに至った経緯や思いが書かれていて作者のこの小説には対する想いの深さを感じることが出来ました。

そしてこのような物語にしては主人公に人間味が残っていて、変な人、馬鹿な人ではあっても狂った人ではないのでここもまた少数派でとても印象に残りました。

それからチーレムものにありがちではあるのですが、どうしてもご都合主義の呪縛から逃れることはできず、この小説のキーワードにボッチや鬱展開ありと書かれていますが、ボッチは先にも述べた戦闘描写を省略した分だけ人間関係に力を入れているためにあまり感じられず、鬱展開の方もご都合主義の中の鬱展開なのであくまでも主人公にとってはと言った感じかなと思いました。

そして現在は物語にも一区切りつき、書き溜めの期間で次の更新は2月の終わりから3月の始めとのことなので今このタイミングは読み始めるのに絶好の機会だと思います。

気まぐれにダンジョンに挑み、ダンジョンにはまった愉快な男の物語。少しでも興味を持って貰えたならば是非読んでみてください。

評価

総合評価D
男主人公
主人公最強
ハーレム

その他

不定期更新
文字数 429,605文字

小説リンク

こちら

今までの紹介まとめはこちら↓↓↓
donngy.hatenablog.jp