ドンキーの部屋

『小説家になろう』のおすすめと『中医学』に関するあれこれを紹介します

【小説家になろうオススメ】47.J/53

今回は男主人公のローファンタジーを紹介します。主人公は創意工夫で戦います。

No.47 J/53

作者

池金啓太 様

あらすじ

能力と呼ばれる特殊な力が一般的となった世界で生きる「引き出し」と呼ばれた少年
五百グラム以下の物を収納するという能力しか持たない、落ちこぼれの烙印を押されている少年が幾つもの事件に巻き込まれる中、都合のよい最強の力など手に入るはずもなく、自分達の持っている力で仲間と共に苦難を乗り越えていく物語

※実際に能力者がいた時こんな世界になるのではないかというのをできる限り再現したいと思っています


出典:本小説あらすじより

感想

突然変異的に能力を持った人間が生まれてくる世界で役立たずの烙印を押されてしまうような能力を持つ少年が主人公の物語です。
この世界では人間を優に越える大きさの化け物が多数存在しています。能力者にはその討伐が期待される中、主人公が手に入れた能力は500グラム以下の物を収納出来るという、戦力として期待の出来ないものでした。
主人公が入学した能力者を育成する学園では多種多様な能力者が集まり、彼らの能力は攻撃力に優れた能力や味方を守る能力、そして回復能力などなど。戦力としてイメージしやすいものが大半でした。

私ならばこの能力、精々暗器の収納程度しか思い浮かばないのですが、主人公は試行錯誤し役立てる方法を模索していきます。そして色々な方法でその能力を生かしていきます。
とはいえ敵は強大な化け物、人一人が努力したところでどうにかなる相手ではありません。そこで主人公は汎用性の高い自分の能力を基に、様々な能力を持った友人たちと協力して負傷を負いながら戦っていくことになります。

この小説は完結していて、その文字数は400万字越えと読みごたえはバッチリです。作者様はこの小説以外にも同規模の小説を2つ上げられて、どれも世界観がしっかりしているので、時間がありましたらついでに覗いてみるのも良いかと思います。

化け物が蔓延る世界で、強大な敵と相対するには心許ない能力を携えて戦う努力と友情、知恵と策略の物語。少しでも興味を持って貰えたならば是非読んでみてください。

評価

総合評価D
男主人公
能力弱め
工夫

その他

完結済み
文字数 4,493,234文字

小説リンク

こちら

今までの紹介まとめはこちら↓↓↓
donngy.hatenablog.jp