【小説家になろうオススメ】95.ダンジョンセトラーズ
今回は男主人公のハイファンタジーを紹介します。現地主人公で主人公最強です。
No.95 ダンジョンセトラーズ
作者
高橋五鹿 様
あらすじ
樹海の開拓で賑わう街。
孤児院の者は皆、樹海から還らぬ人となった。
ただひとり残された少年もまた、後を追うように開拓者となる。樹海に飲まれるものは人だけではなく――
今はまだ、そのことを誰も知らない。出典:本小説あらすじより
感想
孤児院で育てられた少年が、行方不明となり死亡認定された家族を探してその影を追っていく物語です。
家族がいなくなったのは樹海と呼ばれる魔物が蔓延り命の危険が常に伴う、そういう場所でした。
この世界ではその樹海は開拓の真っ最中で多くの者が命を懸け、実際に樹海に住む生物を殺し殺されたその屍の上に人間の拠点を築いている最中。
そこまでして森を開拓するのは、そこには古くからのダンジョンがあり多くの富が眠っているとされているから。
そしてそこに主人公が育てられた孤児院の兄姉達や院長も挑んでおり、行方不明になってしまったのです。
主人公は年齢の関係から家族と共に樹海へは行かず街で留守番をしていました。しかしそれで戦闘と無縁でいたのかと言うとそうでもなく、狩りをして金を稼いで弟妹を養い、自分一人の力で街での立場を確立するほどに世渡りの上手い少年でした。
そのため家族が行方不明になったと知った時もこの後陥るであろう状況を予測して行動していき、家族が行方を絶った樹海へ赴くことになります。
この主人公はそれなりに頭の回転も早く、戦闘能力はトップクラスで、周りの人達と関わりながらやるべきことをやっていく姿はとても格好良かったです。
そして始まったばかりで物語が大きく動き出した今、とても面白くなりそうです。
孤児院で育てられた少年が周囲を引っ張って樹海を、そしてダンジョンを攻略していく物語。少しでも興味を持って貰えたならば是非読んでみてください。
評価
総合評価B
男主人公
主人公最強
ダンジョン