ドンキーの部屋

『小説家になろう』のおすすめと『中医学』に関するあれこれを紹介します

【小説家になろうおすすめ】42.眠れる森の悪魔

今回は女主人公のハイファンタジーを紹介します。異世界転生、主人公強めで家族は超個性的です。

No.42 眠れる森の悪魔

作者

鹿条シキ 様

あらすじ

シェリエル・ベリアルド、貴様との婚約は今日をもって破棄する」
シェリエルはひたすら“死の夢”を見るちょっと変わった赤ちゃんだった。前世はフリーランスプログラマー。未来は断罪される欠陥令嬢。今世は赤ちゃん奴隷として売り出されることに……。
悪魔と呼ばれる倫理底辺天才一族に引き取られ、物騒な愛情と反社会的な日常が始まる。厄介な身内に頭を悩ませながら死亡フラグを回避する“普通の女の子”の物語。

……になるはずが。人生そんなに甘くない。

魔法、穢れ、討伐、儀式、拉致監禁、精霊、事業、キラキラ、洗脳、戦闘、なんでも有りの異世界ファンタジーです。

出典:本小説あらすじより

感想

異世界に転生した主人公は幼少の頃から未来の死を夢にみる不思議な体質がありました。そして不穏なそれに悩まされながら3歳になり、オークションにて悪名高い侯爵家に買われるところから物語は始まります。

主人公が買われた侯爵家にはある特徴がありました。それは侯爵家の人間は何かひとつのことに執着し、その分だけ論理感が破綻している、有能な人しかいないこと。
そんな自分勝手な人たちなので他の貴族たちからは倦厭されているのですが、建国当時から国へ貢献しそれは現在でも続いているため、王族からは信頼されています。なので他の貴族たちも表立って何かをすることは出来ません。それでも隙さえあれば足を掬くおうと、虎視眈々と狙っている状態です。いわゆる嫌われ者一家です。

この家の人達はそれぞれが求めることを第一に追求し、それ以外は後まわし。家族間の絆は普通でなくども確かにあるが無能は不要。そんな貴族家に放り込まれた主人公は未来に視た死を回避するために自分の能力を示しつつ個性的な家族との独特な信頼関係を築いていきます。

そして自分の平穏を脅かす敵には容赦なく、時には物理的になぎ倒し、時には策略を巡らし陥れ、時には洗脳して思うがままに。とにかく手段を選ばずその時の最良を選んでいきます。自分では家族で唯一の常識人だと思ってもその実しっかり侯爵家の一員であるのです。

主人公が色んな手法で活躍していくこの小説は多くの方に自信を持っておすすめします。

視えた未来を回避するために手段を選ばない転生少女の物語。少しでも興味を持って貰えたならば是非読んでみてください。

評価

総合評価C
女主人公
主人公強め
恋愛あり

その他

短期不定期更新
文字数 2,361,464文字

小説リンク

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今までの紹介まとめはこちら↓↓↓
donngy.hatenablog.jp