ドンキーの部屋

『小説家になろう』のおすすめと『中医学』に関するあれこれを紹介します

【小説家になろうオススメ】81.ここではありふれた物語

今回は男主人公のハイファンタジーを紹介します。異世界転生で主人公最強です。

No.81 ここではありふれた物語

作者

越智 翔 様

あらすじ

「不遇な人生を歩んだ男、佐伯陽は、とある冬の日に、その生涯を終えた。だが、その死は、決して彼にとって、終末でもなければ、安息でもなかった。無限に繰り返される生と死の狭間で、彼は二度と生まれないことを望んだものの、ふとしたきっかけで、結局はとある世界に転生する。『世界の欠片』なる力を手にした彼が、探し求めるものとは……」

というわけで、ありがちなチーレムものの作品……をなぞったつもりが、どうしてこうなった。特に序盤、グロ認定されましたorz
どちらかというとじっくり展開にする予定ですし、次々美少女を登場させて、次々服を引っぺがすようなつもりもありません。
基本的には週一回の更新を目標に続けています。なお、可能であればという条件付ですが、夏と冬に「不幸祭り」と称して集中連載をしていたりもします。

出典:本小説あらすじより

感想

異世界に転生した不遇な男がその不遇を払いのけて異世界を生き抜く物語です。

この物語はゆっくりじっくり展開していきます。

主人公はとにかく不遇で、彼は転生した村で歓迎されることなく、虐待を受けながら成長していくことから始まり、その環境は他のなろう作品に類を見ない程に劣悪で、チート能力も開花していないその時の状態では抵抗するすべもなく、状況を受け入れざるを得ないことも多々ありました。
男主人公がこうなるのかと、彼の不遇はこの時が最も強かったと思います。
それでもその時にチート能力も開花して一対一なら絶対に負けない能力を手に入れています。それでもなかなか使いこなすことはできないのですが。

主人公が村を出てとある人間に拾われてから世界が広がり、主人公の生きる道が何となく見えて来るようになりその後の描写も丁寧で、私がこの小説を読んだのは何年も前なのにも関わらず物語のその情景を今でもはっきりと思い出すことが出来ます。
幸運にも拾われて出会うことになったヒロインとの、子供ならではの奔放さや責任のない自然なやり取りから、その後それぞれに立場が出来てからの関わりと素晴らしい世界を構築されています。

ただ所々で不自然に道理をねじ曲げて不運を演出しているところがあってそこだけは少し残念でした。
ただそれを差し置いても素晴らしい小説であるのは間違いありません。

異世界に転生して不運を乗り越え永遠の命を目指す物語。少しでも興味を持って貰えたならば是非読んでみてください。

評価

総合評価D
男主人公
主人公最強
不遇的ご都合主義

その他

週1更新
文字数 6,086,466文字

小説リンク

こちら

今までの紹介まとめはこちら↓↓↓
donngy.hatenablog.jp