ドンキーの部屋

『小説家になろう』のおすすめと『中医学』に関するあれこれを紹介します

【小説家になろうオススメ】41.クロゥレン家の次男坊

今回は男主人公のハイファンタジーを紹介します。異世界転生、主人公強めです。

No.41 クロゥレン家の次男坊

作者

島田 征一 様

あらすじ

クロゥレン子爵家の次男、フェリス・クロゥレンは貴族らしくない人間だった。
 領地は武勇に優れた姉兄に任せ、自分は職人としての道を志す。
 なのに邪魔者が多すぎて、見込み通りには進まない。
 これは己をそれなりだと捉えている人間が、身の程を弁えたり弁えなかったりしながら、思うように生きていく話である。

出典:本小説あらすじより

感想

子爵の地位にあるクロゥレン家の次男として生まれた主人公には武術の達人である兄と魔法の達人である姉がいました。彼らはそれぞれの分野での天才であり、それを見て育った主人公は同じ所で競っても兄姉には敵わないと見切りを付け、自分なりの生き方を模索していくことになります。そして見つけたのが魔石職人としてのあり方でした。
この物語は魔石職人としてある程度の力をつけた主人公が成人となり、家を出ていくところから始まります。

兄姉が世界でも屈指の実力者で主人公がそれに劣るからと言っても当然主人公が弱いわけではありません。魔石職人である主人公も世界で屈指の実力を有し、また旅の中でも成長していきます。
主人公が職人であるならば当然その技術を教えてくれた師匠もいます。ただその技術も一朝一夕で身に付くものでもなく、それこそ師匠が旅立つまで数年に渡り学びました。そしてその師匠は魔石の加工方だけでなく、その加工技術を使った戦闘方法まで教えてくれました。
これを基にあらゆる手段を講じて戦う主人公はとても強いです。戦いかた次第では兄姉にも届くほどに。

それと主人公は転生者なのですが、この世界での貴族としての義務や責務を理解し、行動の隅々にそれが現れています。基本的には善人で困っている人がいたら放っておけないタイプの人間ではありますが、必要とあらば人を殺めることに抵抗を感じることもありません。そういう世界、家で幼少気を過ごしていたのです。

今はひとつの大きな戦いが終わり次の物語、その導入部分をやっているので、読み始めるにしても消化不良になることもなく丁度良いタイミングだと思います。

魔石職人として家を出た主人公が常に何かと戦っている不思議な物語。少しでも興味を持って貰えたならば是非読んでみてください。

評価

総合評価C
男主人公
主人公強め
兄姉もっと強い

その他

週1更新
文字数 488,554文字
書籍化予定

小説リンク

こちら



今までの紹介まとめはこちら↓↓↓
donngy.hatenablog.jp