ドンキーの部屋

『小説家になろう』のおすすめと『中医学』に関するあれこれを紹介します

【オススメ紹介】33.転生したら剣でした【小説家になろう】

今回はアニメ化した男主人公のハイファンタジーを紹介します。異世界転生、主人公最強です。

No.33 転生したら剣でした


作者

 様

あらすじ

気付いたら異世界でした。そして剣になっていました……って、なんでだよ! 目覚めた場所は、魔獣ひしめく大平原。装備してくれる相手(できれば女性。イケメン勇者はお断り)を求めて俺が飛ぶ。魔石? 吸収したらスキルを入手? これは楽しくなってきたぞ! ヒャッハー、魔石よこせ! はい、冗談です。でも、魔石はいただきます。
あれ? 身動きできない? これってピンチでは? おーいそこの猫耳少女よ、俺を抜いてくれー! え? 魔獣に襲われてる? 大丈夫! 俺に任せておけ! だから、まずは俺を助けて!
これは、異世界転生したら何故か剣になってしまったただのモブオタと、彼とともに成長する猫耳少女の物語。書籍化しております。

猫耳少女が登場する12話からが本番だという人もいますので、できればそこまで読んでみてください。

原作小説14巻、コミカライズ12巻、スピンオフコミック5巻、好評発売中です。
【アニメ化しました!】

出典:本小説あらすじより

感想

気がついたら魔獣はびこる大きな平原で剣になっていた主人公。彼はそこで壮大な生存競争繰り広げることになります。魔獣を倒すと手に入る魔石を取り込み、自身を強化しつつまた魔獣を倒す。そして余裕が生まれた主人公は剣として己を使ってくれる人を探すことにしました。
時が経ち、彼はついに運命の相手と出会うことになります。彼女の名はフラン、猫耳の少女でした。魔獣に襲われ死にそうになっていたところを主人公に助けられ、言葉を交わしたのち正式な剣の持ち主として契約します。
ここまでが作中におけるプロローグであり、一人と一振の剣の大冒険が始まっていきます。話数でいうと12話、1000話を越えるこの小説からしたら本当に序盤に過ぎません。

主人公は軽い雰囲気で特に個性と言ったものもないのですが、剣の持ち主となったフランはとにかくマイペースで、超個性的です。強くなるという目標があってそのために主人公が役に立つと考えて師匠と慕い、頼り導かれ、自分を成長させていきます。先ほども申しました通り師匠である主人公の個性が薄く良く喋るけど色がないので、その分だけフランの魅力を存分に味わうことができます。マイペースで何事にも動じることなく自らの行動を遂行していく少女と、己が持ち主たる少女を導き見守り時に支えられる師匠のお話です。
この世界にはステータスがあってレベルがあってスキルがあります。そのため、主人公とフラン双方の成長が可視化されて分かりやすく表現されています。
主人公は魔獣を倒し魔石を取り込むことで新しいスキルを覚えて出来ることが多くなり、少女フランは魔獣を倒すことでレベルが上がる。この世界には進化的な要素が取り込まれていて、大きく自分を成長させると種族的な上位へと昇格することがあります。つまりフランも……? ということです。
現在でこそ読者にはステータスは非現実的で評判もあまり良くありませんが、当時はそういうものが溢れていて忌避感もそれほどなかったということを理解した上で読んでほしいです。この作品はステータスがあるだけでなく、もっとゲームチックな世界観で、冒険者となり魔物の討伐依頼を受けた時に討伐数を自動カウントしてくれる謎のシステムもあります。

異世界で剣に転生した男とマイペースで向上心の強い少女とで紡ぐ成長の物語。少しでも興味を持ってもらえたならば是非読んでみてください。

評価

総合評価D
男主人公
異世界で剣
相棒の成長

その他

2日に1回更新
文字数 3,176,600文字

今までの紹介まとめはこちら↓↓↓

donngy.hatenablog.jp