【オススメ紹介】19.性格の悪さを神様に買われて加護を得ました【小説家になろう】
今回は男主人公のローファンタジーを紹介します。主人公強め、悪よりです。
No.19 性格の悪さを神様に買われて加護を得ました
作者
フーツラ@11/30 庭に出来たダンジョンが小さい! 様
あらすじ
この世界が異世界と繋がってから早10年。世の中はダンジョンやら本物の神様が現れてずいぶん様変わりした。
その変化は俺にも訪れた。上司にムカついて仕事を辞めた翌日。鏡に映る違和感。首に刻まれたモノ。刻印。これはテレビでしきりに特集しているやつだ。異世界の神様から加護を得た者は、首に刻印が刻まれる。俺は加護を得たようだ。性悪の神様の加護を。
俺に加護を与えた神様は随分とひねくれていた!加護のお陰で性悪ムーブでモンスターを倒すと簡単にレアドロップをゲット!俺は悪態をつきながら最強を目指す!
出典:本小説あらすじより
感想
ダンジョンがあり、神が実在した日本が物語の舞台です。この世界では神に認めるられた者は身体の一部に刻印を刻まれ、加護を受けることができます。そして主人公が与えられた加護が性悪の神様の性悪の加護。効果はダンジョンの中で性悪ムーブをするとその度合いに応じてレアドロップの確率が上昇するというものでした。
この主人公の性悪ムーブが本当に酷くて参考にしてはいけないのに語彙力の豊富さには思わず感心してしまいました。こういう言葉がすらすら出る人は教養があって頭の回転が速いのだと。
彼はとにかく相手を馬鹿にします。人間しかりモンスターしかり。ナチュラルに自分以外の全ての人間を見下し馬鹿にしている主人公なので勧善懲悪、正義のヒーローを求めている人には合わないと思います。ただ、小説家になろうに順応した皆様ならば問題ないとも思います。もっとひどい主人公もいくらでもおりますので。
それとこの小説、結構場外乱闘、ダンジョン外での戦いもあります。色んな人間が色んな神様の加護を受けていて、そこにはやっぱり悪人もいます。そんな悪人を性悪が懲らしめる勧善はなくとも懲悪はあるので、すっきり爽快な部分も用意されていて本当に面白いです。
この作品はタイトルにもある通り続編があり、こちらはひとつのダンジョンを踏破するまでのお話になります。
性悪の加護を受けた主人公が世の中の全ての存在を見下しながらダンジョンを踏破するまでのお話。少しでも興味を持ってもらえたならば是非読んでみてください。
評価
総合評価C
男主人公
固定ヒロイン
性悪男
性悪の加護