ドンキーの部屋

『小説家になろう』のおすすめと『中医学』に関するあれこれを紹介します

【小説家になろうオススメ】17.バスタード・ソードマン

今回は男主人公のスローライフ系ハイファンタジーを紹介します。チートあり、ハーレムなしになります。

No. 17バスタード・ソードマン

作者

ジェームズ・リッチマン 様

あらすじ

それなりに強力なギフトを持って異世界に転生したものの、モングレルには大きな野望も志もなかった。
やろうと思えば強い魔物も倒せるし、世界を揺るがす先進的な知識もないことはない。
だが、そうして活躍することによって生まれる軋轢やトラブルを考えると、保身に走ってしまうのが彼の性格だった。
ギルドで適当に働いて、適当に飲み食いして、時々思いつきで何かをする。
これは中途半端な適当男の、あまり冒険しない冒険譚。
*この小説はハーメルンにも投稿されています*

出典:本小説あらすじより

感想

バスタードソードに一目惚れして以来、それを主武装にギルドマンとしてその日暮らしに享楽的に生活をしている主人公のお話です。
ギルドマンとはいわゆる冒険者で主人公の階級は下から数えた方が早いところに位置しています。実力的にもギルドからの評価的にも昇級するのに問題はないのですが、そこから先はギルドの強制力が強くなり徴兵等にも応じざるを得なくなってしまうので、主人公は現在の階級で何年も過ごしています。
思い付きで行動し、常に金欠気味の主人公ですが、彼の暮らす町の人々との人間関係は良好で、馬鹿にされながら変人扱いされて、それでも一目置かれる、そんな不思議な立ち位置の主人公です。普段はとにかく気の向くままに楽しそうに生活しているのですが、たまに読者にだけ見せてくる弱さに驚く程に共感し、一気に親近感が沸いてしまいました。あとはもう少し男性諸君の登場機会が増えてくれると私としては嬉しい限りです。
それとあらすじに強力なギフトとありますが、ここまでその正体はほとんどわかっていません。むしろ物語のテーマ的に最後まで詳細が明かされることはないかもしれません。したがってチートを使って俺Tueeeが主ではないのでそれだけは始めから知っておいていただきたいです。
これは『小説家になろう』あるあるなのですが、この小説の最新話まで追い付き面白かったので作者様の他の作品も読んで見ようかと思ったら、私が3年くらい前から読んでる小説の作者様と同一人物でした。そりゃ面白い筈です。

異世界に転生してチートを授かりながらも、その能力を使って立身出世する自分の姿を想像して面倒臭くなった男の享楽譚。少しでも興味を持ってもらえたならば是非読んでみてください。

評価

総合評価B
男主人公
バスタードソード
釣り
女多め

その他

ほぼ毎日更新
文字数 420,577文字

小説リンク

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donngy.hatenablog.jp