【小説家になろうオススメ】118.オダイカンサマには敵うまい！
今回は女主人公のハイファンタジーを紹介します。異世界転生、多数の転生者が登場人物します。
No.118 オダイカンサマには敵うまい！
作者
斎木リコ 様
あらすじ
この名前、わかるあなたは転生者。
冒険者ティザーベルは前世日本人だった記憶を持つ転生者。同じ境遇のギルド職員がいる事から、探せば他にも同郷の人間がいるのでは、と思い自らのパーティー名に日本語で「オダイカンサマ」と名付けた。もし同郷の人間が困っていたら、少しでも手助けが出来るように、との思いからだ。
珍しい魔法職の冒険者な為面倒に巻き込まれる事も多々あるが、「人外専門」をうたい文句に今日も好き勝手に進んで行く。でも依頼はちゃんと完遂する。出典:本小説あらすじより
感想
弱きを助け強きを挫く、勧善懲悪の物語です。
主人公は日本からの転生者で、もしも他の日本人がいるならばこの名に気がつかないはずがないだろうとパーティ名を『オダイカンサマ』と名付け、冒険者として活動していくことになります。
もともと冒険者になる前から、冒険者ギルドの職員であり主人公と同じ転生者で友人となった人物がいて。主人公の冒険者としての活動はスタートから波乱もありながらも安定したものでした。
この小説は主人公が既に場数をこなして、初心者ならではの浮わついた雰囲気はない状態からはじまります。
そして1つのエピソードが終わったところで長い過去編に入るので人によってはここで読むことを止めてしまうかもしれませんが、過去編まで読まれた方ならわかると思いますが、文章がしっかりしていて一人称視点で主人公の愉快な性格を上手いこと表現していています。普通なつもりの主人公がとても良い。
そしてそれは現在に戻っても続き、それどころか主人公はより大きな舞台で活躍していくようになるので過去編で止まらないことをおすすめします。
過去編もそれ自体が面白いので大丈夫だとは思いますが。
それから主人公のパーティには男もいるのでそういうのが苦手な人は読まない方がいいかもです。
異世界に転生した主人公が世界に馴染み、地に足つけて生活していく『オダイカンサマ』たちの物語。少しでも興味を持って貰えたならば是非読んでみてください。
