《小説家になろうおすすめ》6.魂喰いのアーシェ
今回は女主人公のハイファンタジーを紹介します。主人公強め、現地主人公です。
No.6魂喰いのアーシェ
作者
新藤悟 様
あらすじ
――やはり魂は、腐っているほど美味い。
ヘルヴェティア王国で第十三警備隊長を務めるアーシェ・シェヴェロウスキー中尉。
見た目は子どもな彼女だが、軍の中尉という役職とは別の、もう一つの顔があった。
それは――見た目は子どもな少女（二十七歳）が自らに刻まれた「業」を武器に人間、そして神秘的存在「ミスティック」へ立ち向かっていく近代ヨーロッパに似た世界を舞台にした異世界ファンタジー。
果たして運命は彼女に味方するのか、それとも――※他所サイト様でも連載中です。
※タイトルを変更、副題をカット（21/9/19）出典:本小説あらすじより
感想
見た目は幼い少女で中身は大人な教会のシスターであり軍属の主人公が、国への高い忠誠心を持って悪よりな能力と行動で国の治安を守っていくダークヒーローものです。
近代ヨーロッパに似た魔法と科学が融合した異世界で、主人公が悪いやつの腐った魂を喰っていきます。主人公曰く腐った魂の方が美味いらしく、この設定がダークな主人公が悪者をやっつける根拠になっていて、政治で汚職を繰り返すクズをも標的としていくことになります。悪い奴らに裏から制裁を加えていくこの爽快感は今流行りのざまぁにも通ずるところがあると思います。
そして作者様の執筆力と表現力がとても素晴らしく、この小説の世界が色付いて鮮明にイメージされます。小説家になろうにおいてこれ程のものは本当に少なく、上澄みの上澄み、ほんの一部のものだけになると思います。やはり小説家になろうでは軽く読めるものが好まれるため、しっかり描写されるものが少なくなるのは仕方が無いのかもしれません。
格好いい主人公が腐った魂を美味そうに食し、ついでに町の治安も守るダークファンタジー。少しでも興味を持ってもらえたならば是非読んでみてください。
評価
総合評価C
女主人公
主人公最強
シスター兼軍人
ダークヒーロー
ソウルイーター
