ドンキーの部屋

『小説家になろう』のおすすめと『中医学』に関するあれこれを紹介します

【小説家になろうオススメ】53.終末から来た男

今回は男主人公のハイファンタジーを紹介します。異世界転生、主人公強めです。

No.53 終末から来た男

作者

北田 龍一 様

あらすじ

話数が多くなってきたので、現在章終了毎にダイジェスト版を作成しています。文字数多くてちょっと……と言う人や、ざっと読み返したい人はご活用ください*

 西暦20XX年。人類は滅びの時を迎えた。衰退していく世界の中、周囲の人が死に絶えてなお生き延びた老人、大平晴嵐。文明復興の希望は絶えて久しく、彼も遂に死を迎えたのだが――これは、終末世界を生き抜いて死んだ男の、異世界転移譚である。

出典:本小説あらすじより

感想

終末を生き抜いた男が異世界転生してファンタシーの世界で新しく生きていく物語です。

主人公は、人類が衰退しそれでも人類同士で小さいリソースを喰い合い足を引っ張り合う世界で数十年を生き抜きました。長い年月の中で他人を信じることもあったけれど、最終的には誰も信用することなど出来なくて常に気を張り巡らせて寿命を迎えるその時まで生き抜いていきました。
主人公はそのような経験があるので生存能力が高くて頭の回転も速いです。そして冷静に状況に応じて適切な行動をとっていきます。この年季を感じさせる主人公の雰囲気がとても格好いいです。
これで主人公の見た目がおじさんだったなら個人的満点でした。実際は青年の見た目をしています。

この小説は一章で異世界に転生して状況が落ち着くまで慌ただしく過ぎていき、二章は中継ぎ、三章から旅に出て本格的な物語が始まります。
二章は少しダレる感があって読むのをやめようかなと思ったりもしたのですが、読み続けて良かったです。一章は言わずもがな、三章からは世界が広がりさらに面白くなっていきます。
なので二章では止まらず是非読み続けることをおすすめします。今は各章ごとのダイジェスト版も用意されているので、辛くなったらそっちを読むのもありかもです。

そして実は少し前まで主人公の前世、地球の終末編をやっていて、これがまた救いがなくて。それでも楽しさもあって辛さもあって醜さもあって、ここから読んでみるのもありかなとも思います。

終末の過酷を生き抜いた強さで送る異世界転生物語。少しでも興味を持って貰えたならば是非読んでみてください。

評価

総合評価D
男主人公
生存能力高め
過去編あり

その他

1~2日に1回更新
文字数 1,267,228文字

小説リンク

こちら

今までの紹介まとめはこちら↓↓↓
donngy.hatenablog.jp