ドンキーの部屋

『小説家になろう』のおすすめと『中医学』に関するあれこれを紹介します

【オススメ紹介】3.泡沫に神は微睡む【小説家になろう】

今回は男主人公の和風ファンタジーの紹介です。主人公最強、ハーレムあり、現地主人公です。

No.3泡沫に神は微睡む

作者

のら 様

感想

この世に生まれた全ての生物に精霊が宿る世界。しかしそこに例外が生まれます。それが高天原と呼ばれる日本に似た島国の武家の長男です。そして彼がこの物語の主人公になります。彼は精霊を宿さず生まれた、武家の本懐を遂げることも出来ない落ちこぼれであり無能であるとして生家を追放されてしまいます。しかし精霊を宿していなかったのにも大きな理由があって、その事情を無視して追放した生家は落ちぶれて行くことになります。

この物語はなろうのテンプレを盛大に盛り込んだ本格和風ファンタジーです。追放あり、ざまぁあり、俺Tueeeあり、ハーレムあり、人脈チートあり。
ありそうでなかったこの世界観に私は一気に引き込まれました。やはりなろうのテンプレは人気になるだけの理由がありますね。このオリジナリティ溢れる世界観に硬派なストーリー、それに『なろう』らしい爽快感が上手い事組み合わさってとてもレベルの高い小説になっています。硬派というように語り口は少し固めで和風というように固有名詞等は漢字が多めです。技の名前とか武器の名前とか。

物語は序章の一話二話で追放されて、流れ着いた地で最低限の地盤が固まっている段階から本格的にスタートします。なのでその苦労をもっとしっかり見たい人には物足りないかもしれません。ただその分だけストレスは少なめで硬い文章なのにすらすら読むことができます。
一章では主人公の秘密がある程度明かされ、さらに現状の主人公では手も足も出ない敵とも戦います。苦戦パートに成長パート、覚醒パートと様々です。それに今後ハーレム状態にならざるをを得ないことを分かりやすく匂わせてもきます。主人公が最強になるだろうことも。
そこらの情報の開示と読者の期待を煽ってくるそのバランスが最高で、私は作者様の策略にまんまとやられてしまいました。
これは小説家になろうが大好きな皆様には自身を持っておすすめ出来る一作となっています。

死を望まれて捨てられて、それでも自分の出来ることを精一杯行っていく努力家の少年の物語。少しでも興味を持ってもらえたならば是非読んでみてください。

評価

総合評価B
男主人公
主人公いずれ最強
ハーレムが運命
女性多め

その他

週1更新
文字数 472,981文字

小説リンク

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今までの紹介まとめはこちら↓↓↓

donngy.hatenablog.jp