ドンキーの部屋

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【小説家になろうオススメ】.113人型巨大兵器〝に〟転生しました〜冷凍世界再点火〜

今回は男主人公のハイファンタジーを紹介します。人外転生、操縦者は別にいます。

No.113 人型巨大兵器〝に〟転生しました〜冷凍世界再点火〜

作者

白色矮星 様

あらすじ

サラリーマンの主人公は、ある日突然、「人型巨大兵器」に転生する。パイロットではない。全高十数メートル、体重数十トンの半生物・半機械兵器にそのものにだ。

恐ろしいことに、主人公は自分の意思で身体を動かすことができないし、話すこともできない。身体はパイロットの意思に従い、パイロットの命ずるままに敵の人型兵器と相対し、攻撃を喰らえば巨大な剣で手足を吹き飛ばされる。

何もかもが凍りつく極寒の終末世界において、主人公ら「巨人」は唯一稼働できる超兵器。主人公はエース機として活躍するも、常に満身創痍、心の安らぎは身体を修復してくれる整備士の女の子だけだった。

しかし、敵勢力の大襲撃により、その女の子を目の前で失ってしまう。怒りに燃えた主人公は自由意志を持って動く巨人として「覚醒」するが………。

⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎

読みやすさ重視、SFガジェット満載の冒険譚です。


出典:本小説あらすじより

感想

極寒世界の巨大兵器に転生した男が主人公の物語です。

主人公が転生した兵器はただの巨大兵器ではなく、生肉でできた生きた生物兵器でした。
主人公は意思はしっかりしていてもその肉体を自由に動かすことはできずに、その動作は搭乗者の操作によってのみ動く残念なものでした。
戦いたくもない敵と戦わされ、やりたくもないその後処理もさせられる。

しかしそんな日常の中でも兵器としての自分を自由意思が宿っているとは知らずとも大事にしてくれる搭乗者に出会い、その少女に情を抱くようになります。

あらすじには自由意思を持って動く巨人として覚醒するとありますが、それはその時のみのもので、基本的に主人公が自分の意思で動くことはありません。

ただそれだけでは面白くないので、搭乗者の少女とは感情や意思を交わすことができるようになり、ここからさらに物語が展開していくことになります。

この物語では主人公が自分の意思で肉体を動かせないという制約があるために、その分だけ登場人物の感情の機微に力を入れて執筆されていて、それは情景の描写よりも優先される程でした。

そして現在は一章が終わり休息期間に入って区切りも良く、スッキリ読み終えることができると思います。

巨大兵器に転生した主人公が出会った少女を助け共に歩んでいく物語。少しでも興味を持って貰えたならば是非読んでみてください。

評価

総合評価D
男主人公
人外転生
主人公強め

その他

一章完結
文字数 274,008文字

小説リンク

こちら

今までの紹介まとめはこちら↓↓↓
donngy.hatenablog.jp