ドンキーの部屋

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【小説家になろうオススメ】104.没落令嬢の悪党賛歌

今回は女主人公のハイファンタジーを紹介します。現地主人公で逆ハーレムありです。

No.104 没落令嬢の悪党賛歌

作者

もちもち物質 様

あらすじ

成金貴族の令嬢ヴァイオリアは、婚約者でもある王子の暗殺未遂容疑を掛けられてしまう。更に屋敷は燃え、家族の行方は知れず、更に王子からは婚約破棄を言い渡されて全てを失った。
その結果、色々ぶっ飛んだ没落令嬢が爆誕。倫理と道徳とお上品さを置き去りに、自分を陥れた貴族達に復讐することを決意。数々の犯罪行為に手を染めながら、明るく楽しくぶっ飛びつつ、裏社会を突き進んでいくことになるのだった。
これは、没落令嬢が悪党になって、裏社会の愉快な仲間達と共に楽しく犯罪しながら復讐していく話です。
※主人公の標準語はブロークンお嬢様言葉です。ご注意ください。

出典:本小説あらすじより

感想

いわゆる悪役令嬢の主人公が婚約者の王子に裏切られて家が没落することから始まります。

この物語の主人公は周囲からの期待に応えて没落後には悪役にふさわしい行動をとっていきます。
というよりも常識の欠如した合理性のみを追求した行動と言った方がいいかもしれません。
正義とは正反対の主人公なので、常識のある読者の方には嫌悪感の方が強く感じてしまうかもしれませんが、創作物として割りきって楽しめる方にはこの自分勝手でぶっ飛んだ行動をとる主人公には清々しさすら感じる事が出来ると思います。

そしてこの物語には逆ハーレムの要素もあるのですが、主人公の周囲にいる人間は男女の境なく常識が欠如していて、主人公が起こす、悪役令嬢の範囲に収まらない悪党ムーブに加担していきます。

こんな主人公がブロークンお嬢様言葉を使っているので、行動は本当に悪党と呼ぶしかないようなものが、中和されていい案配になっているのだなと思いました。
主人公に個性満載で可愛らしく愛らしい根っからの悪党に仕上がっています。

この小説は既に完結していて作者様も多くの小説を執筆されている実力派なので安心して読むことが出来ると思います。

陥れられた令嬢が悪党として活躍していく明るくて廃退的な物語。少しでも興味を持って貰えたならば是非読んでみてください。

評価

総合評価C
女主人公
悪党
ダーク

その他

完結済
文字数 815,431文字

小説リンク

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donngy.hatenablog.jp