ドンキーの部屋

『小説家になろう』のおすすめと『中医学』に関するあれこれを紹介します

【小説家になろうオススメ】71.アースウィズダンジョン 〜世界を救うのは好景気だよね

今回は書籍化もしている男主人公のローファンタジーを紹介します。主人公最強、ハーレムありです。

No.71 アースウィズダンジョン 〜世界を救うのは好景気だよね


作者

バッド 様

あらすじ

地球にダンジョンが現れた。テンプレのダンジョンだ。突如として、各地に現れたダンジョンには魔物が現れて、人外の力を使い、魔法を唱えてくる。そんなダンジョンと共存するようになった地球は、未知の生命、未知の技術、そしてダンジョンが現れたことによる魔力による汚染で産まれたスキルという名の力を手にした。そこまでは良い。いや、良くはないが。テンプレなら冒険者という職業が生まれ、各企業は手に入る魔物の素材や、宝箱から手に入る品物を大金で買い取り、世界は冒険者の時代となった。テンプレならそうだよな?

 ……そうはならなかったんだ。現実は世知辛い。よーく考えてくれ。魔物の素材を大量に企業が買い取る? おいおい、検体なら100体もいりゃ良いよな?買い取り続けることなんてしないのさ。だから冒険者なんて生まれる素地はなかった。当然だ。誰が命を懸けてスキルを持っていたとしても、無報酬でダンジョンに潜るんだ?そんな奴はいやしない。

 と、なるとどうなると思う? 幸いにして魔物には地球の兵器は効いたんだ。銃やミサイルで倒すことができた。あっさりとな。
……だがな、奴らは日毎現れる。きっとダンジョンに潜って魔物を定期的に間引かないからだろうな。これが世界で数個しかダンジョンが現れなかったーとかなら、まだ良かった。だが、ダンジョンはそこらじゅうにできたのさ。弱い魔物しかいないダンジョンから、強い魔物も出てくるダンジョンまで。

 毎日軍隊は戦った。銃弾を湯水のように使っていき、花火のように景気よくミサイルを撃ち込んでな。その結果がどうなるか、わかるだろう? まったく利益にならないダンジョンという災害を前に、資源は少なくなり、税金は高くなり……。ついには重要な街以外は放棄しちまったのさ。そうなると悲惨なもんだ。無法地帯がそこらじゅうにできて、貿易すらも簡単にできない世界の出来上がり。

 そんな未来となった数十年後の世界で俺は生きている。とりあえずは数十年鍛えたスキルで世界を救うつもりだ。こっそりとな。

 救う方法は簡単だ。俺のスキル『等価交換ストアー』を使えばいい。ほら、そこの角にあるだろ、自動販売機みたいなのがさ。Fランクモンスターの核を10個で初期ポーション1個と交換できるみたいだぜ。

出典:本小説あらすじより

感想

ダンジョンが現れた日本で圧倒的に有用なチートスキルを手に入れた主人公が陰ながら世界を救う物語です。

あらすじを読むと他のなろう作品を批判しているように感じてなかなかこの小説を読もうとは思えなかったのですが、ある時そこまでいうならば読んでみようと思い立ち読んでみることにしました。
結果読んでみて良かったです。

モンスターが溢れた世界で物資はとても貴重な物となり、当然食糧もその中に含まれて人々は調達に苦労していました。
そしてそこに登場するのが主人公のスキルです。これはモンスターを倒すことで確定で手に入る魔石と、スキルを含めたあらゆる物とを交換できるまさしくチートスキルでした。
しかも食糧は高効率で交換可能というサービスつき。

ただこのスキルも戦闘には直接関わることはなく、主人公は初めの内はとてつもない苦労をしていました。とはいえこの物語はその苦労が報われて軌道にのり、調子良く強くなっていく部分から始まるので、重たい話は飛ばしたいという人も始めから読むことができると思います。

それとこの物語の主人公は運命的な部分で始めから好感度MAXの美女美少女が複数人出てきて主人公の周りを賑やかしていて、絶望感の強い世界設定にもかかわらず主人公一味は楽しそうに世界を救おうと色々行動していきます。

魔物が溢れた世界でチートスキルを使って世界を救う為に行動する主人公の物語。少しでも興味を持って貰えたならば是非読んでみてください。

評価

総合評価D
男主人公
主人公最強
ハーレムあり

その他

完結済み
文字数 1,529,474文字

小説リンク

こちら

今までの紹介まとめはこちら↓↓↓
donngy.hatenablog.jp