ドンキーの部屋

『小説家になろう』のおすすめと『中医学』に関するあれこれを紹介します

【小説家になろうオススメ】92.げんとげん

今回は女主人公のローファンタジーを紹介します。主人公強めでおじさんが主要キャラにいます。

No.92 げんとげん

作者

長月十伍 様

あらすじ

JK異術士・森瀬芽衣は方術士・四方月航とともに飯田橋に突如開いた異界の門に巻き込まれ、異界入りしてしまう。協力して異界から脱出しようとする中で、芽衣に秘められた凶悪な術が発動し――現実と幻日、無限と夢幻、幻想と原罪と原風景。「げん」と「げん」による、現代魔術譚、開幕。

一人称と三人称が行ったり来たりします。
異世界には頻繁に転移します(そのつもりです)が、所謂「異世界転移モノ」とは趣が異なります。
(行って割とすぐ帰ってくることが多いと思います)
みなさまの空想の足しになれば。
カクヨム様でも連載を始めました。
宜候。

出典:本小説あらすじより

感想

女子高生の異術師である主人公が知らないおっさんとともに異界の門に巻き込まれることで始まる物語です。
ちょっと変わった日本を舞台にしている重厚なローファンタジーで、テンプレとは違っていて、それでも魔術を用いたバトルもあります。

知らないおっさんと命をかけて協力して日本への生還を目指す、これはこの物語の導入に過ぎないのですがそこをしっかり丁寧に書かれていて、この段階で主人公のことも、そしておっさんのことも好きになることが出来ました。
この主人公とおっさんとの関わりは日本への生還を果たしたあとも続くので、この小説のタグにあるガールズラブに気を取られてそういうものとして読み始めると違和感が多く、嫌になってしまう方もいるかも知れません。
これはあくまでも設定のしっかりしたローファンタジーガールズラブも含まれているだけだと思って読むのがベターだと思います。

この小説は既に完結していてその文字数は90万字弱。
腰を据えてじっくり読むことが出来る小説です。
とりあえず一区切りとなる二人で無事生還するまでを読んで見ることをおすすめします。

日本に住む特殊能力を持った主人公が日本と異界を行ったり来たりする物語。少しでも興味を持って貰えたならば是非読んでみてください。

評価

総合評価D
女主人公
ガールズラブ
おじさん

その他

完結済み
文字数 874,161文字

小説リンク

こちら

今までの紹介まとめはこちら↓↓↓
donngy.hatenablog.jp