【小説家になろうおすすめ】62.変身ヒロインの卵やってるんだけど私だけ何か浮いてる
今回は女主人公のローファンタジーを紹介します。主人公最強、ひよっこです。
No.62 変身ヒロインの卵やってるんだけど私だけ何か浮いてる
作者
カブキマン 様
あらすじ
「周りの子、作画コスト高そうな子ばっかなんだけど……」
出典:本小説あらすじより
感想
変身ヒーローや変身ヒロインが存在し、彼らが世界の外から侵略してくる異世界人と戦う、少し違った世界線の日本の物語です。
主人公は変身ヒロインとして素晴らしい素養を持っていて、変身ヒロインを育成する学園の長に目を付けられ、高校1年生になる年、変身ヒロインの卵として新年度から育成校に入学することになります。
彼女が変身ヒロインとなることを決めた理由はただ1つ、彼氏が欲しいから。
このような軟派な理由で人生の大きな決断をした主人公ですが、芯が通った人間でもあり、その生き方は尊敬に値します。
命を懸けるという意味を自分なりに解釈し、その上で適当な態度でいる主人公の精神性は真似は出来なくともどこかで自分の役に立つことがあるかもしれません。
そしてこの小説を語る上で欠かせないのが、作者様の執筆力の高さです。
これは過去作にも共通するのですが、主人公の台詞回しが抜群に上手く、主人公の周りに多くの人間が集まることにも納得の格好良さを見せてくれます。
そしてさらに、主人公とは別の思想を持った登場人物に自然にその思想を話させ、主人公とぶつかり合ったりもします。
これが本当に素晴らしくて、小説家になろうでは基本と言っても過言でないほどに、主人公が1つの思想を持って、他の登場人物はそれに迎合するか否定をするかの二択になるものが多いのです。
そこでこの作者様は別角度から穴のない、その登場人物だからこそ言えるであろう思想を披露してきます。この、作者様の視野の広さには脱帽いたしました。作者様が複数人いるのではないかと思ってしまうほどのものです。
これはなかなか真似できない。
是非皆さんにも読んで実感していただきたいです。
侵略者と戦う変身ヒロインとなった主人公が己を貫き通しながら彼氏を作るために頑張るお話。少しでも興味を持って貰えたならば是非読んでみてください。
評価
総合評価C
女主人公
主人公素質最強
上には上がいる
彼氏ほしい
