【おすすめ紹介】40.転生王女と天才令嬢の魔法革命【小説家になろう】
今回はアニメ化も予定している女主人公の小説を紹介します。女主人公でガールズラブありです。
No. 40転生王女と天才令嬢の魔法革命【Web版】
作者
鴉ぴえろ 様
あらすじ
パレッティア王国の王女、アニスフィア・ウィン・パレッティアはひょんな事から魔法使いに憧れていた前世の記憶を思い出した。
魔法がある世界に転生したのに魔法が使えない!? それなら自分が使える魔法を開発するしかないじゃない!
夢に向かって周囲を振り回しながらも邁進するアニスフィア。やがて彼女は王国一の問題児として噂されるようになっていく。
そしてある日、アニスフィアは弟であるアルガルドが婚約者であるユフィリアへと婚約破棄を突きつける場面へと乱入してしまう。
魔法に愛されず、それでも魔法を愛した王女様はどこに向かうのか!? 転生者である王女様によるドタバタ劇がここに始まる。出典:本小説あらすじより
感想
主人公の王女様がある時日本で生きていた前世を思いだします。そしてそれと同時に前世では魔法に憧れていたことも思い出し、魔法が実在する現世で多くの魔法を使いたいと考えるようになります。しかし自分には魔法の才能がないことが分かり、それではどうするのか。自分で自分でも使うことの出来る魔法を開発していくのです。
元気で可愛らしい、制限されているとはいえ資金も豊富にある主人公がその夢に向かって周りも巻き込んでハチャメチャにやっていきます。それは最初の2,3話でも発揮されていてとても楽しそうです。この感じが好きであれば第一部までは問題なく、そして第二部へと読み進めることが出来ると思います。
この主人公はとにかく行動的で、その行動によって色々なところで物語が動き人間関係が変化していきます。そしてそれに救われ巻き込まれるのが後の相棒となるユフィリアです。
ユフィリアは王妃候補として教育を受け、並々ならぬ努力を重ねて来ました。しかし王子であり主人公の弟であるアルくんに婚約破棄されてしまいます。
婚約破棄の現場にたまたま突入(!?)した主人公はこの騒動の非が100%弟にあると考え、これを収めた上でユフィリアを引き取ることにしました。
そして魔法科学を絡めた2人の関係が始まっていきます。
私はこの小説をハイファンタジーだと思って読んでいたのですが、ジャンルは異世界恋愛ものでした。ただそれでも違和感なく、少なくともハイファンタジーとして読んでもとても面白かったのは間違いありません。
ハイファンタジーにプラスして2人の関係を丁寧に書いているのがこの小説の特徴なのだと思います。
主人公は初めからわりとオープンな性格なので、相棒のユフィリアが主人公に少しずつ心を開いていく感じが恋愛要素になってこっちがメインだったんだなと。
ハイファンタジーとしても、人情ものとしても満足することが出来ると思います。
誰よりも魔法を愛し、誰よりも魔法に愛されなかった少女が相棒と起こす魔法革命。少しでも興味を持って貰えたならば是非読んでみてください。
評価
総合評価C
女主人公
主人公天才
超行動的