ドンキーの部屋

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【小説家になろうオススメ】21.極東救世主伝説~極東で生まれたやべーやつは如何にして救世主と呼ばれるようになったか~

男主人公のローファンタジーを紹介します。主人公最強、友達はいません。

No.21極東救世主伝説~極東で生まれたやべーやつは如何にして救世主と呼ばれるようになったか~

作者

仏ょも 様

あらすじ

それは西暦1943年。第二次大戦中のこと。
敗戦が濃厚となった欧州のとある国の国家元首が起死回生の策として用いたのは、敵国だけでなく自国の人間までも生贄とした悪魔召喚の儀式であった。

周囲があきれる中敢行された悪魔召喚の儀式は、周囲の予想とは裏腹に成功してしまう。
召喚された悪魔は超常の力を振るい敵国の軍勢を撃破した。

契約を果たしたことでそのまま帰還するかと思われた悪魔は、自らが斃した兵士を生贄として他の悪魔を召喚する。
悪魔によって呼び出されたため、最初に悪魔を召喚した国家元首と繋がりをもたない悪魔は、最初の悪魔を召喚した国家元首を含むすべての関係者を殺害する。これにより悪魔は契約から解き放たれた。

この瞬間から、人類と悪魔の戦争は幕を開けたのである。

――それからおよそ100年。人類は未だに悪魔と戦い続けていた。
出典:本小説あらすじより

感想

機体と呼ばれるロボットに乗って魔物と戦う世界に現代日本と思われるところから転生した主人公が新規採用された機体に乗って無双していきます。
主人公は学生の身で、何でも思い通りに出来る立場では無いのですが、その思考回路は自由そのものでヤバいヤツです。幸いまだ実行には移していませんが、相当物騒なことを考えています。作風的にそれが実行されることはなさそうですが、まだ物語も序盤なのではっきりしたことは言えません。それと女友達はいるのに男友達はいない、そこからも残念な感じが伝わってきます。
この小説は人間の汚さ醜さ面倒臭さにも焦点を当てていて、軍や財閥内での政治が面倒臭いです。危機的状況でなぜ手を取り合えないのか。それどころか何で足を引っ張るようなことをするのか。人間らしい人間が多く出てくることで物語に深みが増しています。私はダメなキャラクターが好きなきらいがあるのでこの感覚は正しくないかも知れませんが。主人公を際立たせるためにもただの無能では終わって欲しくないものです。
この小説を書いている作者様は他にもいくつか小説を書いていて、どれもとても面白いのですが、完結まで書ききってくれるかと言われると微妙なところです。現状この作者様にその信頼は寄せられません。ただそれを加味しても読む価値のある面白い小説です。どこか途中で止まるとしても一章二章とある程度のところまで進むことは間違いないです。

少し違う歴史を辿った日本へ転生し、その才能を発揮して周りを驚愕させていく思考回路が少し変わった少年の物語。少しでも興味を持ってもらえたならば是非読んでみてください。

評価

総合評価B
男主人公
主人公最強
転生者
友人いない

その他

毎日更新
文字数 168,346文字

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今までの紹介まとめはこちら↓↓↓

donngy.hatenablog.jp