ドンキーの部屋

『小説家になろう』のおすすめと『中医学』に関するあれこれを紹介します

東洋医学とは? その概要と特色について解説します!

まずは
今世界の主流となっているのは科学で証明することができる西洋医学であり、西洋医学より遥かに長い歴史と経験を積み重ねてきたものが東洋医学です。そしてその二つの良いとこ取りをしたものを中医学と呼びます。
今回はこの中でも東洋医学について深掘りしていきたいと思います。

目次

東洋医学とは

東洋医学とは2000年以上の歴史をもつ積み重ねの医学です。西洋医学が科学的に治療効果を検証証明されたものであるのに対して、東洋医学は必ずしも現在の科学では証明できない、そういう治療も含まれます。しかしそれはただ科学で証明できないというだけの話であり、その効果は過去の人々の経験により証明されています。
そしてもう1つの東洋医学の特徴が、西洋医学は投薬や手術といった方法で体の悪い部分に直接治療していくのに対して、東洋医学というのは体の不調を内側から治すことが主な治療法になります。


東洋医学の特色

東洋医学にはその根本となる3つの考え方があります。それが、自然と人体は常に一体であり、心と体は異なるものでありながら1つであると捉え、診察や治療を行いうこと。そして、東洋医学の目標を、病気を治療することではなく、病気にならないように予防することとしました。

自然と人体は常に一体

これを天人合一説と言います
天人合一説とは、自然と人体は一体であるとし、人体の疾病等の不調はすべて自然の法則で説明できるという考えです。
東洋医学では健康とは自然と人体が調和して、人体の中を流れる気血というエネルギーが滞りなく流れている状態と定義しています。そして疾病は自然と人体の不調和に原因があり、人体の中を流れる気血が不足したり、停滞している状態としました。
したがって、治療は不足した気血を補い、気血の滞りや停滞を改善することを目的としたのです。

心と体は異なるものでありながら1つである

これを心身一如と言います。
東洋医学では、心と身体は一体であるとみなし、心と身体の相互作用によって人体はなされていると考えました。病因の一つとして精神状態や感情の過不足が身体機能に影響を与え、反対に身体機能の異常が精神活動や感情に影響を及ぼすというもので、現代でも一般的な考え方のものです。
そしてそのため、東洋医学では診察において患者の感情や精神状態を詳細にみることを重視しました。

病気にならないように予防する

これを治未病と言います。
東洋医学では病気になる前の状態を未病といい、本格的な病気に進展する前に治療を行う、つまり、未病を治すことを最大の目的としました。これが気血の滞りや停滞の改善に繋がるのです。

まとめ

東洋医学とは積み重ねの医学であり科学的に照明できなくとも効果は自体は科学的にも認められている。
そして東洋医学の根本となる考え方が3つ。
天人合一説
人身一如
治未病

さいごに

今回は東洋医学とその特徴について説明させていただきました。次回は今回説明できなかった気と血と、それと同じくらい大切な津液についてはこちら

気,血,津液の概要

でお話します。

本日は最後までお読みいただきありがとうございました。